“真珠の里”として知られる三重・伊勢志摩国立公園エリア。
鳥羽国際ホテルは、その小さな半島の突端から鳥羽湾を見下ろす絶好のロケーションにあります。
開業は昭和39年の前回東京オリンピックの年。半世紀以上にわたり、イギリスのエリザベス女王や「ムーミン」の作者トーベ・ヤンソンなど世界の要人を迎えてきた、歴史も由緒もあるホテルです。
ホテルのテラスや客室からは、岬と入り江が絡む海岸線と大小の島々を見渡すことができます。
そして、行き交う船の向こうにはキラキラと輝く太平洋。
ちょっとだけ早起きすれば、彼方から昇りくる朝日も楽しめます。
この雄大な景色が、せわしない日常をつかの間忘れさせてくれました。
開放感あふれるオーシャンビューの客室には、景観を楽しむための単眼鏡が。なかなか心憎い気配りですね。
ホテルの宿泊客は、隣接する高級旅館「潮路亭」の2種類のお風呂が利用できます。
中でも、この地をルーツとする「ミキモト」と共同開発した「パールオーロラ風呂」がステキでした。
真珠由来成分を配合した白濁のお湯には、キラキラと輝くラメのような粒々が漂い、なんとも幽玄な雰囲気を味わうことができました。
海が見える気持ちのいいレストランで朝食をいただきます…
こちらのホテルでは、半世紀近く同じ製法で提供しているというチーズケーキが有名です。
私は程よい酸味が舌を刺激してくれる「ブルーベリー」をいただきました。